先月読んだ本
・佐野 眞一『甘粕正彦 乱心の曠野』
甘粕正彦 乱心の曠野 (新潮文庫) (2010/10) 佐野 眞一 商品詳細を見る |
成毛眞氏の本でオススメされていたので購入してあったものですが、分厚いので積ん読状態だったものを、先月からの昭和の流れで読みました。
甘粕氏に対して、何の事前知識もなかったので、何を期待して読み進めた訳ではないのですが、ミステリーを読んでいるようでもあり、昭和のロマンを感じさせる部分もありました。
『下山事件』もそうでしたが、結局、わからないことに対して、どう解釈するか、ということなんですね。
・藤田 田『勝てば官軍―成功の法則』
勝てば官軍―成功の法則 (1996/10) 藤田 田 商品詳細を見る |
日本にマクドナルドを輸入した藤田田社長が、ビジネスの鉄則から日本経済に至るまで、イケイケで語っているという感じの本です。
週休二日制で仕事が溜まっているはずの月曜に休むな!などは、ちょっと耳が痛く、今読んでも、ほとんど色褪せていないのは、スゴイと思います。
よい意味で、「商売人」という言葉が似合う方だと思います。
最近こういう方が少なくなったような気がします。
・ウジ トモコ『デザインセンスを身につける』
デザインセンスを身につける (ソフトバンク新書) (2011/09/20) ウジ トモコ 商品詳細を見る |
いまいちわかりづらい「デザイン」というものについて、新書らしく読みやすくまとめられた本です。
デザインに強く影響を与えるのは、実は(有料の)フォントである、ということなど、目から鱗が落ちました。
言われてみれば、スティーヴ・ジョブズもカリグラフィーを勉強し、Appleで使うフォントにとても拘ってたようですし、きっとそういうものなのでしょう。
恐れ多いことに、ご本人からもTwitterでコメントをいただいてしまいました。
・林 成之『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法』
子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書) (2011/01) 林 成之 商品詳細を見る |
前から気になっていた子育て本です。
うちの娘が5歳なので、まだ間に合うかと思い、読んでみました。
3~7歳では、その後の成長の下地をつくるために、悪い習慣をやめることが大事だそうですが、その悪い習慣というものが、たくさん当てはまっているようで、ちょっとショックでした。
大なり小なり、みんな持っているものだとは思いながら、少し気をつけていきたいと思います。
・ポーポー・ポロダクション『デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか?』
デザインを科学する 人はなぜその色や形に惹かれるのか? (サイエンス・アイ新書) (2009/03/17) ポーポー・ポロダクション 商品詳細を見る |
デザインという抽象的なものを、科学的に説明しようと試みる本です。
ここでは、色と形を中心に、心理学的なアプローチで説明されています。
なかでも、色型人間と形型人間という区分は面白いです。私が形型人間だったので、普通はそうなのだろうと思っていたら、妻と娘は色型人間だったという。
おさるのイラストも可愛らしいです。
ひみつシリーズ
・横田 とくお , 阿木 二郎 , 山田 栄四『記号・単位のひみつ』
記号・単位のひみつ (学研まんが ひみつシリーズ) (1993/02) 横田 とくお、阿木 二郎 他 商品詳細を見る |
久々にひみつシリーズも読みました。
昔読んだ「記号・単位のひみつ」とは、絵柄が変わっているような気がします。と言っても、本書の発行も93年なので、これ自体だいぶ前のものですが。
やはり、ひみつシリーズだけあって、かなり面白いのは確かで、中でも、天気図、音楽記号、国旗などは、「へぇ~」ということばかりで、わかりやすく勉強になりました。
今月の逸冊は
ということで、読んでよかったなと思った3月の「逸冊!」は・・・
『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!』です。
子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!―脳を鍛える10の方法 (幻冬舎新書) (2011/01) 林 成之 商品詳細を見る |
今月は、本当にどれも良本だったので、かなり迷いました。
ジャンル的にも、ノンフィクション、ビジネス、デザイン、子育てと、バラバラだったこともあり、甲乙付けがたいのですが、やはり、一番の関心となると、育児になってしまいます。
今度娘と公園に行く時には、ボール遊びや、地面に円を描いての縄跳びもやってみようと思っています。
ということで、今月の読書傾向は・・・上に書いた通り、バラバラですね。
他購入した雑誌など
・BURRN! 2012年4月号
BURRN! (バーン) 2012年 04月号 [雑誌] (2012/03/05) 不明 商品詳細を見る |
11年度の人気投票結果が掲載されていますが、震災直後の日本ツアーもあり、やはりMR.BIGが強いです。
でも、今月号で目を惹いたのは、やはり表紙にもなっているマイケル・キスクです。その影響で、最近は昔のハロウィンをよく聴いています。
・METALLION (メタリオン) Vol.41
METALLION (メタリオン) Vol.41 (2012/03/01) 不明 商品詳細を見る |
ディスクガイドシリーズの3巻目、「百花繚乱の時代」ということで、1986から1988までの3年間が対象です。
この時代の音楽は今でもよく聴いているので、そんな昔のことという気がしないのですが、25年以上前なのですね・・・
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