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2013年最初に読んだ本

新年最初に読み終えたのは、小倉昌男氏の『経営学』です。

1年の幕開けですし、ビシッと背筋の伸びる本を読もうと思って手に取ったのですが、まさにそれに相応しい本でした。

小倉昌男氏は、ヤマト運輸の元社長。お父さんに跡を継いでヤマト運輸の社長になり、あの「宅急便」を生み出した方です。故人です。

本書では、その小倉氏が、宅急便を生み出し、成長させていく過程と、その経営哲学が語られています。

冒頭にある、三越との訣別に至る考え方からして惹きこまれてしまいますし、運送業界について知らなかったことばかりで、とても興味深く読めました。

「サービスが先、利益は後」というように、意地とかロマンとか筋とか、そういった社長としての姿勢にばかり目が行きがちですが、常に具体的な数字で考えておられたことが印象に残りました。

やはり名著でした。


小倉昌男 経営学小倉昌男 経営学
(1999/10)
小倉 昌男

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(目次)
まえがき

プロローグ ―― 三越との訣別、そして宅急便へ

第1部 牛丼とマンハッタン ―― 宅急便前史

第1章 宅急便前史
 戦前は日本一のトラック会社
 過去の成功が災い ―― 長距離輸送に出遅れる
 儲かる会社、儲からない会社
 善い循環と悪い循環
第2章 私の学習時代
 生産性向上
 二次産業と三次産業の経営の違い
 物流革新の進展
 講演で学んだマーケティング/業態/全員経営
第3章 市場の転換 ―― 商業貨物から個人宅配へ
 通運、百貨店配送 ―― 多角化への道
 業績の悪化
 二つの市場
 個人宅配市場への関心
 吉野家に学んだメニューの絞り込み
第4章 個人宅配市場へのアプローチ
 デメリットへの対策
 カギは集配ネットワーク
 ネットワーク事業の特徴
 マンハッタンでの確信

第2部 サービスは市場を創造する ―― 宅急便の経営学

第5章 宅急便の開発
 全員反対
 宅急便開発要綱
 ワーキンググループの編成
 キーワードは“荷物の密度”
 商品化計画
 営業開始
第6章 サービスの差別化
 翌日配達の実行
 どこでも「翌日配達」へ
 二便制でレベルアップ
 サービスレベルのチェック
 供給者の論理、利用者の論理
第7章 サービスとコストの問題
 サービスが先、利益は後
 車が先、荷物は後
 なぜ社員を増やすのか
 安全第一、営業第二
第8章 ダントツ三ヵ年計画、そして行政との闘い
 創業五年で採算点クリア
 ダントツ三ヵ年計画
 運輸省との闘い
 モデルチェンジ、そして再び運輸省との闘い
 過疎地の営業はプラスかマイナスか
第9章 全員経営
 現場が自発的に働く体制
 セールスドライバーは寿司屋の職人
 優秀なフォワードたれ
 米国はプロ野球、日本は学生野球
 日本人にとって働き甲斐は生き甲斐
 やる気のある社員集団
第10章 労働組合を経営に生かす
 組合の役割
 リストラをしない法
 労使間で信頼築く
 現場の情報をどうすくいとるか
 そして一心同体
第11章 業態化
 業態化とは
 トヨタと組んだウォークスルー車の開発
 自動仕分け機の導入
 情報システム
第12章 新商品の開発
 スキー宅急便
 ゴルフ宅急便
 クール宅急便
 コレクトサービス
 ブックサービス
第13章 財務体質の強化
 宅急便以前の状況
 資本調達の多様化
 日銭の入る商売

第3部 私の経営哲学

第14章 組織の活性化
 戦後の組織論 ―― ライン・スタッフ制
 事業部制の流行
 個人償却制
 ピラミッド組織からフラットな組織へ
 人事考課の制度
第15章 経営リーダー10の条件
 1 論理的思考
 2 時代の風を読む
 3 戦略的思考
 4 攻めの経営
 5 行政に頼らぬ自立の精神
 6 政治家に頼るな、自助努力あるのみ
 7 マスコミとの良い関係
 8 明るい性格
 9 身銭を切ること
 10 高い倫理感

あとがき


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テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌

  1. 2013/01/10(木) 18:00:00|
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